現在、保育界は新たな局面を迎えようとしています。

待機児童数は、一連の保育施策の効果の影響によって減少傾向にあるものの、2023年には出生数が70万人台前半と記録的数値となり、社会的な少子化が問題視されるなか、東京都内においてはここ数年、定員未充足問題が顕在化しております。そんな最中においても、東京都では恒常的な保育士不足が続いており、「保育の質の向上」が重要課題とされている中、保育の質の低下や人材不足等様々な問題が起こり、加えて看護師や栄養士、調理師等に関しても人材が不足しています。そのため有資格者採用に向けたアクションを継続的、拡大的に行う等、人材確保に向けてより一層の工夫が必要となっています。又、保育士を目指す学生も減少している傾向があり養成校も定員を割る状況となっています。「TOKYO保育園フェア」でも保育士を目指すきっかけになる活動を実施し、将来保育士の卵が増えることでよりよい人材確保に繋がるよう企画もしています。

当協会は公益法人立の認可保育施設約1,200園が加盟する東京都の団体として、保育施設への就職を考えている皆様を対象に、たくさんの施設情報を一度に取得できる機会を提供するため「TOKYO保育園フェア」を継続的に開催しております。この就職フェアでは、東京都の保育園で就職を考えている皆様を対象に、協会会員園の良質な保育内容や働きやすい職場環境についてお伝えしたいと考えています。

現下の状況においても、日本の将来を担う子どもたちの成長を支える仕事の素晴らしさや、永きにわたり良質な保育・幼児期教育を提供してきた公益法人立の私立認可保育施設への理解をできる限り促進することで、協会会員園の採用活動の一助となることを目的に「TOKYO保育園フェア2024」を開催いたします。